出典:https://news.biglobe.ne.jp/trend/0409/blnews_190409_0312720777.html
20年ぶりに紙幣のデザイン刷新!
4月9日に日本政府は
紙幣のデザインを20年ぶりに刷新すると発表しました。
印刷される肖像画も変わる事になり
下記のようなラインナップになりました。
- 一万円札…渋沢 栄一氏
- 五千円札…津田 梅子氏
- 千円札…北里 柴三郎氏
※500円硬貨もデザイン変更があるそうです。
新しい一万円札には「日本資本主義の父」こと渋沢氏
五千円札には「女子教育の先駆者」こと津田塾大学創始者の梅田氏
千円札には「近代日本医学の父」こと北里氏が選ばれました。
お札のイメージはこのようになるそうです。
前回の刷新から引き続き
五千円札には女性の偉人が選ばれた格好になりました。
今後は女性が五千円札の肖像画に採用されるのでしょうか。
新しいお札の偉人は、どのような人たちなのでしょうか。
凄くざっくり紹介していきます。
日本資本主義の父「渋沢栄一」
渋沢氏の画像
出典:https://kotobank.jp/word/%E6%B8%8B%E6%B2%A2%E6%A0%84%E4%B8%80-18438
江戸時代に農家に産まれ、エリート街道を進んでいきます。
栄一が生まれた渋沢家は
非常に裕福な農家だったため、何不自由なく少年時代を過ごします。
将軍に仕えた武士であり外交官
江戸幕府15代将軍の徳川慶喜に仕えており
幕臣としてパリ万国博に派遣されていました。
まさに文武両道な男。
※幕臣(ばくしん)とは
将軍直属の身分が高い武士の事。
現在の金額で数億円以上の年収があったとされる高給取りたち。
みずほ銀行の父!?数多の会社設立に関わる
時代が明治になってからは民部省に務めて
貨幣や銀行の制度の調査立案を手がけました。
退官後は現在の東京海上日動火災保険にあたる
東京海上保険や
現在のみずほ銀行にあたる
第一国立銀行をはじめとした500社以上の会社設立に関わりました。
日本のお金のあり方や流れを作った1人。
まさに日本の資本主義の父です。
女子教育の先駆者「津田梅子」
津田氏の画像
渋沢氏と同じ江戸生まれ。彼女は農学者として活躍する津田家の次女でした。
梅子が生まれる前の父・仙は幕臣として将軍に仕える身でしたが
幕府崩壊に伴い無職になり、
その後農学者へと職を変えた経歴があります。
?当時の幕臣なんてそれはそれは高給取りですが
農学者などうなのでしょう。
日本初の女子留学生
6歳の頃に岩倉使節団に同行して渡米し、日本で初めての女子留学生になりました。
渡米先はワシントン。11年間をアメリカで過ごす事になります。
渡米に至った経緯
父が政府から任されていた北海道開拓の責任者である
黒田清隆が女子教育の強い興味を持っている事を聞いた父は
黒田が企画した女子留学生に梅子を応募させた事で渡米に至りました。
可愛い我が子には旅をさせよみたいな事なんでしょうか。
津田塾大学の創始者
梅子が36歳の頃に、現在の津田塾大学にあたる女子英学塾を創立します。
当時の開校式で英語力だけではなく
高い教養力を身につけた女性を目指すように生徒に言い聞かせます。
女性の地位向上に努めた女子専門教育の先駆者ですね。
近代医学の父「北里柴三郎」
上の2人と同じく江戸時代に産まれます。
1853年生まれとのことなので、黒船来航年に生まれています。
医学を学ぶためにドイツへ
現在の東京大学医学部に当たる東京医学校を卒業後に
当時細菌学のトップだったドイツへ6年間留学します。
留学中に感染症を抑える血清療法を発明し、
日本細菌学の父と呼ばれるようになりました。
福沢諭吉と野口英世と関わりがある
現在の東京大学医学科研究所に当たる伝染病研究所の設立時に
現一万円札の福沢諭吉氏から支援を受けます。
また、この伝染病研究所には現千円札の野口英世氏も一時勤めていました。
おわりに
以上が新紙幣の肖像画になる3名のざっくりな紹介です。
前の3名と比べるといずれもふくよかな方が多く、
ややお札に丸みが増した印象があります。
早く実物を手に入れたいものです。
それでは!